幸平創真 (ゆきひらそうま)の「シャリアピンステーキ丼」
「なんちゃってローストポーク」がとても美味しくできたので、お次もお手軽そうで美味しそうなシャリアピンステーキ丼にチャレンジしました。
作ってみたら、想定外に美味しい出来に!
絶品になった理由もハッキリ。
また、新しい発見がありました。
さっそく、軟らかく、美味しく作ってみましょう。
丼研の、あの人に、こう言わせたい。
材料
牛フィレ肉 1枚
タマネギ 大きめ1個
ご飯 茶碗1杯分くらい
バター 大さじ2杯分
赤ワイン 大さじ1杯
しょうゆ 大さじ1杯
梅干 2個
カリカリ梅 4分の1個
昆布茶の素 小さじ半分
片栗粉 小さじ半分くらい
小ネギ 少々
原作ではサーロインでしたが、今回はフィレ肉です。
叩いて伸ばすレシピなのでサーロインだと、どんぶりからはみ出しちゃいそうです。
小さいフィレ肉でも、写真のようにどんぶりに迫るサイズ。
900円台の和牛フィレ肉です(実は、これが大正解でした)
写真のように、片面に格子上に浅く切り込みを入れます。
肉は4~5cmくらいの厚さでしたが、1cmくらいの切り込みを入れました。
両面とも包丁の背か、肉叩きなどでトントン叩いて伸ばします。
サランラップを巻いた空き瓶でもいいです。
倍くらいの大きさに伸ばしましょう。
どんぶりを覆うサイズが目安です。
タマネギをみじん切りにします。
タマネギの半分くらいをお皿などに敷いて・・・
その上に肉を置き・・・
残り半分のタマネギも載せて肉を覆います。
この状態で30分以上待ちます。
(原作では30分でしたが、私は1時間待ってみました。長めのほうが軟らかくはなります。)
その間に梅ペーストの準備です。
梅干の種を抜いて、ナイフなどでトントン小刻みに素早く叩いていくと、写真のようにペースト状になります。
原作には無かったのですが、カリカリ梅も使います。
同じものを食べ続ける1品料理なので、カリっとした食感のアクセントもつけたいのです。
種に当たるように切り込みを入れて、そのままぐるっと一周切込みを入れ・・・
ひねりながら取ります。
種がついてるほうに、また切り込みを入れて・・・
2つに割って、種だけを取り除きます。
細かいみじん切りにします。
写真のように刃先を軽く抑えて、柄のほうだけを素早く上下に動かし刻み、少しずつ左右にも移動していくと素早く細かくみじん切りにできます。
でも、この4分の1しか使わないんですよね・・・
あまりはおにぎりにでも入れてください。
最後に上に乗せる小ネギも刻んで準備しておきます。
器に昆布茶の素を入れ、上からホカホカご飯を載せて、梅ペーストと刻みカリカリ梅を入れて混ぜます。
まぜたら、丼に盛っておきましょう。
冷たいご飯は固まって混ざりません。レンジでチンするなどして暖かいご飯を使います。
混ぜ方も、味のバランスも寿司飯を作るような感じで作ると良いです。
フライパンにバター大さじ1杯分を入れて、
肉を覆っていたタマネギだけを取り出して炒めます。
弱火でじっくり炒めます。
焦がさないようにじっくり炒めます。
汗をかくような感じで水分が出てくるのを炒め続けます。
水分がかなり抜けた後は色が変わってきます。
弱火でじっくり炒めることでタマネギの甘みが出ます。
うっすらと狐色になってきたらお皿などに取り出しておきます。
フライパンを強火で温めつつ、バター大さじ1杯分を入れて強火で1分くらい焼いて表面に焦げ目を付けます。
裏返して、反対側も1分近く焼いて焦げ目をつけます。
そして火を止め、そのまま2分休ませます。
素早く表面を焼き固め、肉汁を閉じ込めます。同時に、香ばしい香りも付きます。
素早く済ませるのは、中に火が通り過ぎてパサパサになることを防ぐためです。
中はジューシーな桜色の焼き加減を目指すために、焼きすぎないのがコツです。
2分くらい肉を休ませたら、肉を皿などに取り出し、
肉を焼いたフライパンに赤ワインを入れます。
弱火にかけて軽く煮詰めなら、木ベラなどで焦げ跡をこそげ取ります。
火が強すぎると沸騰してすぐになくなります。弱火で良いです。
火が強すぎたらフライパンを持ち上げて退避して温度を下げます。
タマネギを入れて弱火でいためます。
混ぜる程度で良いです。
強火にして、鍋肌から醤油を流し入れます。
すぐに沸騰し香ばしい香りが立ちますので、
すぐに火を止めて混ぜましょう。
器などに、小さじ半分くらいの片栗粉を入れます。
加減が分からない場合は、片栗粉の量は少なめにしましょう。
どろどろに固まるかもしれないです。
大さじ2杯くらいの水を入れてよく混ぜます。
鍋に水溶き片栗粉を入れて、弱火で火をつけます。
軽く炒めるとトロミが出るので、すぐに火を止めます。
焼き上げておいた肉は食べやすいように切り分けておきます。
表面はこんがり焼けているのに、中身はうっすら桜色、透明な肉汁が出てくる良い焼き上がりです。
ご飯を盛っておいた丼にカットステーキを並べます。
火を通しすぎない程度に、一度軽く電子レンジで温めます。
火を通しすぎないように軽くでいいです。
温めることで香りが立つのが目的です。
タマネギソースをかけて、小ネギも載せて完成!
予想外に美味しくなったんですけど、どうしてっ!?
どうして絶品になったのか?
これは記憶に残る美味しさでした。
どうして、これほどまでに美味しくなったのか書き残しておきます。
和牛を選んだので、焼いたときの和牛香が漂い、香りだけでも素晴らしいです。
バターを多く使っているので、脂身の少ないフィレ肉のコクを補うのに良い組み合わせのレシピでした。
表面が香ばしく焼け、中はジューシーで透明な肉汁が流れ出してくる、箸で切れるほどの柔らか食感。タマネギと肉叩きで軟らかくなってます。
なにより、タマネギソースに和牛香が移って、ソースだけでもご飯がいける絶品!