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意外と簡単!帆船の書き方入門

ツイッターでこんなイラストがツィートされてるのを見かけました。

 

 

https://twitter.com/mynetatyo/status/376376077246951424/photo/1

 

 

 

凄えええええ!

鉛筆で良くこんなの書けるなあと感心していたんです。

(酔ってたこともあって、余計驚いたんですかね)

 

 

 

で、ワイン飲みながら、なんとなく真似して書いてみたら・・・

 

 

酔っ払いが描いた謎の船
酔っ払いが描いた謎の船

あれ?

 

意外と描けるじゃないか!

(酔ってたから余計そう思ったんですかね)

酔っ払いでも、↑この程度描けるなら、真面目に素面で描いたらどうだろう?

 

 

もしかして、結構描けるんじゃないか?

 

 

 

思ってやってみたら意外と簡単!

 

 

特に、海の部分なんて、5分くらいで描けてしまいますよ。

(船体は2時間かかりましたけどね・・・)

 

ちょっとでも興味の湧いた方、

最後に載せた、海の書き方の部分だけでもやってみてください。

5分もあれば試せます。

必要なもの

鉛筆           1本(濃い目の鉛筆と、薄目の鉛筆があればベスト)

コピー用紙など      1枚

消しゴム         1個(ペン型のものもあればベスト)

定規           1本

失敗しても泣かない気持ち 少々

 

画材屋さんなどで売ってある、雲形定規(曲線の定規)もあれば綺麗な曲線が楽に描けるので良いのですが、なくてもなんとかなります。

 

でもどうしても、画に慣れて無くて曲線が歪んでしまうなら、曲線の定規があったほうが綺麗に描けます。

まず基本~鉛筆の使い方


細い線を書くときは立てて、塗りつぶすときは寝せて使いましょう。

 

 

マストとロープの位置関係

 

今回は3本マストのクリッパー系の船を描きます。

 

マストは下の図のとおり、真ん中が一番高く、先頭のマストが次に高く、最後尾のマストが一番低いです。

 

それぞれのマストの間に、下の図のようにロープが張られます。

マストとマストの間にジグザグにロープが張ってありますが、これは下の図のように三角帆(ステイスル)を張るためのものです。

洗濯ものとかじゃないです。

 

 

 

マストやロープの貼り方が分かったところで、全体の構図を描いていきましょう。

帆船を描く (参考までに、素人が2時間かかりました)

帆船の輪郭を、薄く引いてみましょう。

 

後から消すので、薄く、帆は、だいたいのシルエットを示す程度に定規で線を引いてみます。

薄目の鉛筆があれば、ここで使いましょう。

あとで消してしまうので、薄くて良いのです。

この写真のように、一番手前の一番上の部分の帆を描きます。

 

重なった輪郭の線は消しゴムで消していきましょう。

 

この帆を5枚くらい並べたら、甲板までたどり着くくらいの大きさで描きましょう。

 

同じように、その下の帆も描いていきましょう。

 

最初に描いた輪郭に合った大きさで帆を描き、最初に描いた輪郭の線は消しゴムで消していきます。

 

帆の間から見えるマストの部分も描いていきましょう。

バウスプリット(先端のマストみたいなもの)とフォアマストの間に1本線を引き、その線の下にステイスル(三角の帆)を描きます。

 

ステイスルに重なった帆の部分は消しゴムで消しましょう。

同じようにバウスプリットとフォアマストの間に直線を引き、ステイスルを描いていきましょう。

 

写真のように5~6枚くらいのフォアマストを重ねて描くとそれっぽくなります。

同じように、他のマストも帆を描いていきましょう。

 

一番後ろの帆は三角形の帆にしてあります。

 

ロープの結び目も、ゴニョゴニョっと書き込むとよりリアルになるかも。

船体の輪郭をくっきり描きましょう。

マストの中ほどから甲板に垂れている、縄はしごのようなロープを描きます。

 

帆船ショーなんかのセイルドリルで、船員が一斉に登って行くあの部分ですね。

 

ミズンマストの中ほどには見張り台っぽい台も描いています。

鉛筆の先端で、軽くごしごし擦るようにして、影を付けていきます。

 

帆の隠れた部分や、帆の下側に影をつけると、らしくなります。

 

ついでに、帆の間に縫い目の線も軽く描いています。

船体に、窓や砲門などの小さな穴を並べて描きましょう。

船体を黒っぽく塗りましょう。

 

下のほうは陰になっているので濃く塗ります。

間宮的な海の描き方(とても簡単!)

水平線を定規で引いて、その下半分を薄く塗りましょう。

 

鉛筆を倒して、先端をこすり付けるように、すばやくゴシゴシこすって、適当に塗って良いです。

 

縦ではなく、横方向に擦るのがポイント

この写真の、右下の謎の黒い点のように、下のほうに黒い部分を描きます。

 

 

素早く、適当に鉛筆の先端で擦ってシミを付ける程度に、簡単に描いて良いです。

この黒い模様を、たくさん描きます。

 

ひとつ、ひとつの模様の形は、丸っぽければ適当でもいいので、素早くガシガシ塗ってみましょう。

 

奥に行くほど小さく、手前ほど大きく描くのがポイント

仕上げに、光の部分を描きます。

 

素早く適当に、軽く消しゴムで左右になぞってみてください。

 

鉛筆で描くのではなく、消しゴムで消して、白い部分を描くのです。

 

ペン型の消しゴムが便利ですが、すぐに黒くなって消えなくなるので、マメに新しい紙にこすり付けて綺麗にしましょう。

消しゴムで航跡を白く描き、鉛筆で、マストの先端の旗を描いて仕上げましょう。

完成!

 

写真で撮ると、鉛筆の部分が反射して綺麗に映らないときがありますが、スキャナで取りこんだら綺麗に取りこめましたよ。

もしも依頼があったら船イラスト描きます。