ある日テレビを見ていたら、日本の家電品を祖国の母へ買って帰るロシア人女性が映ってたんですが、そのときに「日本料理を作る」って言って、シャープのホットクックで豆腐を作ってたのにビックリしました。
その豆腐で味噌汁を作ったり、ホットクックでオデンを作ったりしてたんです。
このホットクックが気になって調べてみたら手作り味噌、ヨーグルト、チーズのような発酵食品まで作れるみたいですね。
発酵食品を作れるくらいに低温での温度設定ができるようです。
だいぶ前、シャープとパナソニックに、低温調理できるように、オーブンも100度以下の設定ができてほしいですとメールを送った記憶が蘇ります。
いつの間にか売ってあったじゃありませんか!
これです。ホットクック。
衝動買いしてしまいました。
炊飯器みたい。
無水調理が得意らしくて、野菜と肉、調味料を入れておけば、水なしで美味しいカレーやシチューが作れるらしいです。
弱点は値段だけ。なんて言われてます。(たかが電器鍋と思った割に高い。2015年発売当初は5万を超えてたそうで、2017年1月の段階で3万8千円前後。)
さっそく無水調理の煮物を作ってみましょう!
肉と野菜とカレールーだけ入れても美味しい無水カレーが出来るのが評判のようです。
でも、カレーを作るとしばらく匂いが取れない気がしたので、シチューにしましょう。
ドミグラスソースと肉とカットした野菜、赤ワイン少々と粉末コンソメとハーブを入れてスイッチオン!
メニュー表を見ながら番号を選ぶんですが、無水の煮物1-15を選んで45分待ちます。
水は一滴も入れてないのに、ずいぶんと水気の多そうなシチューがぐつぐつ煮えています。
ニンジンの味が濃い!
そして肉も野菜も柔らかくなってる。
でも、残念ながらジャガイモ(メークイン)は溶けてなくなってしまいました。
コツがあるのか?
(よく見たら小さく小さく残ってるつぶみたいなのがあります。あれが溶け残ったジャガイモ)
付属のレシピ本の通りに、鶏肉と野菜とコンソメで作り、最後に牛乳を入れて3分延長です。
これも同じく柔らかくて絶品。
でも、ジャガイモが無くなってるのが残念。
やっぱりコツがあるのか?次はジャガイモに小麦粉をまぶして軽く炒めて入れるか?
この鍋は無水鍋といって、食材から出てくる水分で調理するらしくて、野菜の味が濃くて、柔らかく仕上がるのが特徴のようです。
ミートソースも作ってみます。
トマト缶、ひき肉、刻んだタマネギ、刻んだニンジン、赤ワイン少々、塩コショウ、ハーブを入れてGO!
見事にミートソースができました!ぐつぐつ言ってる。
野菜の味が濃くておいしいソースになりましたが、少々水気が強いです。
フライパンで炒めて水気を飛ばしました。
優しい味がする。これは市販のソースには戻れないかも。
ここで気になるのが、他の調理家電です。
少し調べたところ、ティファールのCook4me(クックフォーミー)や、アクティフライも同じように自動調理できるようです。
クックフォーミーはホットクックの圧力鍋版のようです。
圧力鍋なので時短が得意。でも無水鍋ではないのでホットクックのような独特な煮物ができるわけではないようです。
ホットクックを買っちゃったので、要らないや。
一方、アクティフライは熱風で加熱するため、油を使わないノンフライ調理や、水気が無い炒め物が得意なようです。
ホットクックでは水っぽいミートソースになったけど、アクティフライなら水気も適度に飛ぶんじゃ?
これはアクティフライも買うしか!
衝動買いしました。
これがアクティフライ。未来的なフォルムをしています。
早速、アクティフライが得意な油を使わないフライ、揚げないから揚げを作ってみましょう。
鶏肉をビニール袋に入れて、醤油、チューブ入りニンニク、ショウガ、みりんも入れて30分放置します。
鶏肉に片栗粉をまぶしておきます。
アクティフライの鍋の中に鶏肉を並べます。
モード1(揚げる)、モード2(炒める)、モード3(煮る)のどれかを選んで時間を設定すれば自動的に調理してくれるようです。
モード(1)の20分で調理開始!
待つこと20分、油を使わずにから揚げができています。
お皿に盛ってみました。
見た目は、普通にから揚げです。
柔らかい!
中までしっかり火が通っていますが、ジューシーでとても柔らかくて美味しいです
油で上手に揚げたほうが衣がサクサクしてより美味しくできる気もしますが、自動調理で油を使わずにこれほど美味しく作れたら、もう油で揚げなくて良い気がしますね。
チャーハンにもチャレンジです。
付属レシピによると先に卵を炒めて、続いてご飯を入れるようです。
が、いきなりレシピを無視して、ご飯を溶き卵に絡めて使ってみます。
先に、刻んだネギ、タマネギ、ニンニクをモード(2)で3分炒めて・・・
溶き卵に絡めたご飯(塩コショウと小さじ半分の中華調味料入り)と、角切り焼き豚を投入して5分。
見事にチャーハン完成です。
パラパラに炒められてて美味しい。
熱風で調理するために水気が飛んでいます。
このアクティフライ、揚げる、炒める、煮込む調理ができて、案外いろんな料理ができるんですが、アジフライやトンカツなども作れるようです。
ビーフカツを作ってみましょう。
牛肉に塩コショウをして・・・
衣をつけて・・・
アクティフライに放り込んで、揚げ8分でGO!
微妙な揚げ色のムラがあるものの、
見事にビーフカツだ。
衣の揚がり方がソフトで、衣がやや柔らかいものの、柔らかくて美味しいビーフカツができました。
焼きそばも作れました。
スープか煮込みはホットクックで作り、炒め物か揚げ物をアクティフライで作るのが理想的な使い分けのようです。
ホットクックに、カットしたタケノコ、ニンジン、シイタケを入れて、白だしと中華調味料を入れます。
煮物1-1を選んで20分待てば、中華スープの完成です。
グツグツいってます。
アクティフライには鶏肉とカシューナッツ、青梗菜、オイスターソースを入れて、鶏とカシューナッツの炒めを作ります。
水気の全くない素晴らしい炒め具合です。
オーブンでパプリカも焼いて、上に鶏とカシューナッツの炒めを盛ってみました。
アクティフライで作った炒め物は水気が全くない仕上がり。炒め物はアクティフライの熱風調理が素晴らしいです。
ホットクックで作ったスープも野菜の甘味が増して優しい味で美味しいです。煮込み料理はホットクックで作ると良いようです。
今まで、自分で作ったほうが美味しいと思ってたけど、熱風による水気を飛ばした炒め物や、無水調理での煮込みは普通の鍋やフライパンではできません。
無水鍋は持ってるんだけど、中が見えないので火加減が難しいんです。
ホットクックもアクティフライも神家電だったぜ。
2018/09/30 追記
ホットクックに新型が出ていたので衝動買いしてしまいました。
のぞき窓が無くなって、少しだけ小さくなった印象です。
のぞき窓、すぐに曇るので外しちゃったんでしょうか。
「無線LAN機能搭載」ですと!?
どうやらWEBに繋ぐとレシピをダウンロードして増やせるようです。
鍋に無線LAN搭載と書いてあるのは初めてです。
この鍋、いろいろと喋るんです。
無線LAN設定をすると、繋いでくれてありがとう。これから色々覚えます。みたいに喋って面白いです。
ホットクックといえば無水カレーでしょう。
さっそく鶏肉と玉ねぎ、セロリ、トマト、カレールーとすりおろしにんにく、しょうがを入れて蓋を閉めます。
新型ではメニュー名が表示されて使いやすくなっています。
以前のホットクックは、別途メニュー表に載ってる数字を選んでいたので面倒でした。
鍋から「出来ましたよー。」と音声が流れたので蓋を開けてみました。
良い感じに出来ています。
骨付き肉ですが、ほろほろに崩れて骨も簡単に外れました。
これはおいしい。
アクアパッツァを作ってみます。
キッチンペーパーを敷いて鯛と白ワイン、プチトマト、ブラックオリーブとエビを入れています。
トマトにも白ワインの風味がしみ込んでいます。
美味しくできました。
ミートソースも作ってみます。
おいしくなーれ。とか鍋が独り言を言いながら作ってくれます。
出来ましたよー。とか鍋から呼ばれて行ってみると、ミートソースが完成してます。
いい出来です。
これも定番、肉じゃがも野菜はホクホクで甘く、おいしく出来ました。
鶏の照り煮も柔らかく味が染みて良い出来です。
新型ホットクックには、蓋を開けたまま加熱して煮詰めることができるので、こういうメニューも簡単です。
前のホットクックの場合は、別鍋に移して煮込むか、たまに蓋を開けつつ煮込む必要がありました。
鍋としての機能は、新型も初期型も同じですが、新型は初心者にも使いやすくなっています。
喋るし、レシピが増えるし、少し小型になってる点も良いですね。
AIを搭載していて、使っている人の好みに合ったレシピを提案してくれるようです。
私は麻婆豆腐を提案されました。
また、ココロキッチンアプリをインストールすればスマホから操作できるらしいですし、ココロキッチンに対応したシャープの冷蔵庫やオーブンと連携して、冷蔵庫の残り物食材のレシピを提案してくれるそうです。