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(キャベツのファルシ)
ちょっと見た目が変わっている、丸ごとキャベツの形のロールキャベツです。
フランス語でシュー=キャベツ、ファルシ=詰めるという意味ですが、作り方は地方により家庭により様々で、決まりがあるわけではないので、自由に作っていいと思います。
     
ロールキャベツの種類?
日本のロールキャベツのように葉で肉ダネを巻いたものもあれば、葉で魚介類を巻いたものもあり、今回のシューファルシのように丸ごとキャベツの形をしたものもあれば、逆ロールキャベツというかソーセージの皮のようなもので、中にキャベツを詰めたものまであります。
どのシューファルシも田舎料理、地方料理といった認識があるようで、いろんな地方に色んなシューファルシがあるようです。
 
    
材料(丸ごと1個分、4~5人分くらい)
余りものキャベツ 外側の葉を剥がして、内側3分の2くらい
豚挽き肉 250g
タマネギ 1個
パン粉、またはちぎったパン 食パン1枚分くらいの量
牛乳 1カップ
卵 1個
トマト缶 1缶
コンソメスープの素 大さじ1杯
 
    
大きめの鍋にお湯を沸かし、キャベツを丸ごと茹でます。
    
茹で時間は、使うキャベツの大きさにもよりますが、今回はキャベツの3分の2の量なので、15分くらい茹でます。
    
茹で終ったら、水で洗って冷ましておきましょう。
 
    
タマネギの皮を剥き、みじん切りにしておきます。
 
    
ボウルに刻んだタマネギ、挽き肉、卵、小麦粉(またはちぎったパン)、牛乳を入れて・・・
 
    
よく混ぜ合わせましょう。
 
    
茹でた後で冷ましておいたキャベツは、根っこに切り込みを入れて根っこをくりぬきます。
    
このとき、葉が外れてバラバラになっていきますが、どのみちバラバラにするので、構いません。
 
    
芯をくりぬいてしまって残った中心部分のほうの葉ですが、まず、写真のような、こぶしくらいの大きさのものを使います。
 
    
こんな感じに、先ほど混ぜたひき肉を詰めます。
 
    
上下をひっくり返すとこんな感じです。
 
    
その上から、なるべく薄めにひき肉を貼り付けて覆っていき・・・
 
    
このように全体をひき肉で薄く覆います。
 
    
そこに、先ほどのキャベツの外側の葉を1枚貼り付け・・・
 
    
さらに逆側にもキャベツの葉を貼り付け・・・
 
    
また、ひき肉で薄く覆います。
    
これを何度か繰り返していきます。
 
    
このとき、芯が太いものは、周りの葉の厚さと同じくらいになるように、芯を削り取るように切り取ると綺麗に丸く作れます。
    
この芯はダシが出るので煮込むときに入れましょう。
全ての葉を使うと巨大になっていくので、何枚かは使わず、別の料理に使うといいと思います。
豚肉とキャベツの炒め物とか、焼きそばの具にも、お好み焼きにもサラダにも色々と使えますね。
 
    
何度か繰り返して、もともとのキャベツのような形にします。
 
    
    形が崩れないようにタコ糸で縛りましょう。
 
    
大き目の鍋にトマト缶を入れます。
手で潰しながら入れましょう。
     
(今回ははカットトマト缶をそのまま使いました。)
     
弱火で加熱しながらヘラなどで潰すように混ぜます。
 
    
トマト缶と同じ量くらいの水も入れて、コンソメスープの素も入れて沸騰させます。
     
先ほどタコ糸で縛ったキャベツも入れましょう。
    
このとき、キャベツの芯なども入れておくと甘いダシが出ます。
 
    
    キャベツが浸かりきってないけど大丈夫です。
蓋をして弱火で1時間蒸し煮にします。
     
煮込んでる途中で2,3回煮汁をキャベツにかけます。
     
この写真は、湯気でレンズが曇りました・・・
 
    
蒸し上がりです。
    
この写真では、一旦冷ましています。
 
    
人数分切り分けましょう。
    
一度冷ますと綺麗に切りやすいです。
 
    
お皿に盛って完成!
煮汁をそのままソースに使いました。