シャリアピンステーキ - 多国籍侍

和製洋食

シャリアピンステーキ

簡単に作れるけど、柔らかくて美味しいシャリアピンステーキのレシピです。

シャリアピンというロシアのオペラ歌手が来日したときに、歯の調子が悪いけど柔らかいステーキが食べたいという要望に応えて、帝国ホテルのレストランの料理長が考えたレシピだそうです。

本当にとても柔らかくなります。

お客さんの要望に合わせて新しいレシピを作れる人って凄いですねえ。

どうして柔らかくなるの?

細かく刻んだタマネギに漬けこんでおくことで、タマネギに含まれる酵素の働きによりタンパク質が分解されて、柔らかくなるようです。

トルコ料理などではよく使われる下ごしらえですね。

 

酵素で煮たり焼いたりすると柔らかくなるの?

よくパイナップルやキウイなどを使うと、酵素の力でお肉が柔らかくなるという話を聞きます。

酵素といっても様々な種類があり、熱に弱いものも強いものもあります。

今回使うタマネギの酵素は熱で働かなくなるので、80度ほどの温度では、効果が半分くらいまで落ちるようです。

キウイやパイナップルも同様で熱で効果が薄くなるので、基本的には酵素を含むもので煮たり焼いたりせずに、下ごしらえに使いましょう。

材料(2人分)

ステーキ用の牛フィレ肉  2枚

タマネギ         1個

すりおろしニンニク    小さじ1杯分くらい

 

この他に付け合せとして、焼いたジャガイモを添えています。

イタリアンパセリも刻んで使いました。

包丁の背(または肉叩き)などでフィレ肉を叩きます。

少し平べったくなっちゃう勢いでトントン叩きましょう。

浅く、格子状に切れ目を入れます。

タマネギは、かなり細かいみじん切りにします。

フードプロセッサーを使うと楽です。

タマネギをすり下ろすと、苦みが出るので、すり下ろさずみじん切りにするらしいのです。

でも、すり下ろしたものでも作ってみましたが、私には味の差は分かりませんでした。

すりおろしても良いかも。

みじん切りにしたタマネギのうち半分をラップに乗せて、フィレ肉も乗せておおいます。

 

残り半分のタマネギはソースとして使うので取っておきます。

そのままラップを巻いて密封し、1時間ほど休ませましょう。

1時間ほど休ませたら、包丁の背を使ってタマネギを取り除いてしまいます。

牛フィレ肉の片面を強めの火で焼きます。

1分くらいで焦げ目がついてくるので、裏返して反対側も焼きます。

両面とも焼いたらお皿に取り出しておきます。

肉を取り出したフライパンを使って、残りのタマネギのみじん切りと、すりおろしニンニクを炒めます。

弱火でじっくり炒めることで甘味を引き出します。

タマネギがこげ茶色になってきたら、お肉の上にまんべんなく塗ります。

仕上げに、お肉と同様に、格子状に切り込みを入れます。

完成!

スライスして焼いたジャガイモとイタリアンパセリを添えています。

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